05_29レンガ積造

建築の基礎知識 > 施工知識 > 各種工事 > レンガ積造

レンガ積造

レンガを積み重ねて造る構造をレンガ積造といいます。

目次

材料

建築用レンガ・普通レンガ・セラミックブロックのJIS規格品とします。

レンガの比重および重量

・比重:1.5~2.0

・重量:1.9~2.5kg/1個

・大きさ:21cm×10cm×6cmが原型

モルタル・コンクリートの調合

モルタルの種類・調合

□目地モルタル

壁用:容積調合比(細骨材/セメント)は2.5~3.0

床用:容積調合比(細骨材/セメント)は3.0~3.5

□張付けモルタル

壁用:容積調合比(細骨材/セメント)は1.5~2.5

床用:容積調合比(細骨材/セメント)は0.5~1.5

□敷きモルタル

根付用:容積調合比(細骨材/セメント)は2.5~3.0

床 用:容積調合比(細骨材/セメント)は3.0~6.0

□裏込めモルタル

容積調合比(細骨材/セメント)は2.5~3.0

□化粧目地用モルタル

容積調合比(細骨材/セメント)は0.5~1.5



ただし、

セメント:軽装状態の容積(単位容積重量は1.2kg/l程度)

細骨材:骨材は表面乾燥飽水状態で、軽装状態の容積

混和材料を用いる場合は、所要の性能を損なわない範囲とします。

調合の注意点

・充填モルタルの調合標準は、コンクリートブロック工事、充填モルタルと同じとします。

・細骨材は塩分0.04%以下、

張付モルタル用粒径は2.5~1.2 mm、

充填コンクリートでは5.0~2.5mmとします。

・充填コンクリートの粗骨材は充填空洞部最小径の1/4以下とします。

・小規模レンガ工事に用いる充填コンクリートの調合は、

1(セメント):2(細骨材):2(粗骨材)とします。

・練置き時間の最大は、

目地モルタル60分、充填モルタル90分、充填コンクリート120分とします。

※建材を探す → 
「組積工事」
レンガ
 

工法

・施工前にレンガ割り、埋込ボルト、補強金物などを示した施工図を作成します。

・立てやりかたによって積むか、両端を正確に積みこれに水糸を張って中央のレンガを積みます。

・たてやり方は、足場・型わくに連絡させません。

・レンガは、あらかじめ水に漬け吸水させて用いる。ただし、耐火レンガは吸水させません。

・縦目地は、芋目地にならないようにします。

・積み方はイギリス積、フランス積等。

・1日の積み上げ高さは1.2m以下を原則とします。1日の積み終りは段逃げとします。

・空洞レンガ積みでは、1日の積み上げ高さは1.6mかつ16段以下を原則とします。

・防水押えのレンガ積みは、防水層から20mm以上離し、その間隙にモルタルを詰めます。

・組積にあたっては、だぼ、かすがいなどの金物を十分使用し、かつ、金物はモルタルで完全に被覆します。金物の防錆処理は、充填モルタルなどの付着を害しないものとします。

・現場打ち鉄筋コンクリートを使用する箇所の取合せ部は、接着強度を確保する必要上、組積材の接合面をはつって目あらし加工とします。

・レンガ積みは、その目地塗面の全部にモルタルがゆきわたるように組積します。

・レンガ化粧面に付着したモルタルなどの汚れは、水やブラシを用いて除去します。必要に応じて温水を使用できます。汚れの落ちにくいものは中性洗剤を用いて洗浄します。

・酸洗いはモルタルや埋込金物を腐食することがあるので、一般には使用してはなりません。やむを得ず酸洗いを実施する場合は、係員立合いのもとに埋込金物などを適切に養生し、レンガを表面水が安定して残るまで水温した後に30%以下の希塩酸を用いて実施します。

汚れ除去後はただちに十分水洗いをします。

 

耐火レンガの施工

材料

耐火レンガ

温度の高い煙道、煙突の裏積みには、耐火度ゼーゲルコーン28番(1580℃)以上のもの、また火炎室には33番以上のものが普通使われています。

・ゼーゲル錐(SK):載頭三角錐で、炉中温度などを測定する高温度計(600~2000℃)です。三角錐の軟化の程度で温度を知ることができます。

施工

・レンガに水分を与えることは禁物なので、雨がかからないよう貯蔵し、乾燥に注意します。従って積むとき水しめしを行いません。

・目地モルタルは、シャモット7:木ぶし粘土3、の調合のものを使い、目地幅は3mmとします。

・シャモットには2.5mmふるいを通過する程度の粉末の珪そう土を使用します。

その耐火度は、耐火レンガと同じ程度とします。

木ぶし粘土は、粘性材料として用います。

・普通レンガは、粘土(場合により、砂、石灰を加える)を乾燥し焼成したものです。

・特殊レンガには、異形レンガ、軽量レンガ(有礼レンガ、空洞レンガ)、舗道レンガ等があります。

※建材を探す → 
「組積工事」
レンガ
耐火レンガ
 

用語

・逐次充てん工法

  レンガ積み2ないし3段ごとに、目地モルタルが硬化しないうちにモルタルまたはコンクリートを空洞部に充てんする工法。

・階高充てん工法

  レンガ積みを階高または階高の半分の高さまで行い、目地モルタルの硬化後、セメントモルタルまたはコンクリートを空洞部に充てんする工法。

・充てんコンクリート(モルタル)

  補強レンガ工事において空洞レンガ組積によって生じる配筋用空洞部などに充てんするコンクリート(モルタル)。

・伸縮目地

  レンガまたはレンガの接合する躯体の膨張・収縮に対して、ひび割れなどの損傷を発生させないように、あらかじめ設ける弾力性をもたせた目地。

・ムーブメントジョイント

  レンガの吸水膨張・熱膨張を吸収緩和するために施す伸縮目地。

・ひび割れ誘発目地

  コンクリート躯体の乾燥収縮によるひび割れを所定の位置に誘発するために施す伸縮目地で、伸縮目地の一形態。

・限度見本

  使用上、有害と考えられる欠点の外観判定の基準を明確にするために用いる見本。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました