植栽工事
庭に芝生や樹木を植える工事のことを植栽工事といいます。
樹木のサイズによっては大掛かりなものになります。
樹木
樹木は、枝葉が蜜生し発育良好で、病虫害のない四方向とも樹姿が良く、植出しに耐えるようにあらかじめ移植又は恨回しをした細根の多い栽培品とします。
樹木の高さ、葉張り、幹回りは以下のように定義します。
高さ、葉張り及び幹回りの寸法は、整姿したものを用います。
・高さは、根元(接地部)から樹冠頂までの寸法とします。
・葉張りは、前後左右の平均値とします。
・幹回りは、根元から高さ1.2mの樹幹周長とし、幹が2本以上あるものは、総和の70%以上の寸法とします。
刈込みもの
刈込みものは、枝葉が蜜生し、四方向均質なものとします。
はち土
樹木
樹木は、根元直径の5倍程度のはち土をつけます。
縄又はこもで堅固に根巻部分を乾燥防止のため、こもなどで覆って搬入します。
必要に応じて、はち土をつけます。
苗木
必要に応じて、はち土をつけます。
支柱
竹では真竹の類、丸太では杉、ひのきなどの皮はぎものを良質なものとします。
樹木の移植
移植は、堀取りに先立ち、樹種に応じて枝切、透かし摘み葉を行います。
適切な養生を行います。
はち土は、根の育成状況に応じて、大きめに掘り出します。
太い根の場合は、はちより長めに切り取り、細根の蜜生している部分を残します。
根巻きは、はちの周辺に水平に縄巻きし、樹種、大きさ、移植の方法に応じて適切に行います。
運搬は、枝幹の損傷、はちくずれなどしないように、十分保護養生します。
芝張り
こうらい芝、野芝の類
一般的には、雑草の混入しない良好なこうらい芝を用います。
芝くしは、割り竹とし、頂部を節止めとし、長さ150㎜以上のものとします。
りゅうのひげ
りゅうのひげは、1株3茎以上とし、枯葉を取り除き、葉先を切りそろえた生育旺盛なものとします。
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