筋かいの仕様

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筋かいの仕様

目次

筋かいの仕様

筋かいは、施行令で定められた最小断面以上とし、筋かい端部には適切に金物を設置します。


原則として、筋かいに欠込みをしてはいけません。

 

(1)筋かいの最小断面

厚さ1.5cm以上幅9cm以上の木材又は径9mm以上の鉄筋の引張り筋かいは、引張り力を負担します。


厚さ3cm以上幅9cm以上の木材の圧縮筋かいは、圧縮力を負担します。




地震時の揺れの方向によって、筋かいには圧縮力が加わる場合と引張り力が加わる場合とがあります。


断面の小さい筋かいは、圧縮力が加わると容易に座屈してしまうため、引張り力の時に強度を発揮するように留め付けます。


断面の大きな筋かいはその逆で、納まり上、圧縮の時に大きな強度を発揮します。

 

(2)筋かい端部

筋かい端部の接合部の仕様を選択します。


筋かいの最小断面とともの重要なのが、端部の緊結方法です。


しっかりと留められていないと、筋かいが期待される耐力を発揮する前に接合部が壊れてしまい、地震力や風圧力に耐えられなくなってしまいます。




筋かい端部接合方法(平12建告第1460号より)































筋かい 接合部仕様
鉄筋直径9mm以上 柱又は横架材を貫通した鉄筋を三角座金を介してナット締めとしたもの
鉄筋にとめつけた鋼板添え板に柱及び横架材に対して長さ9cmの太め鉄丸くぎを8本打ち付けたもの
木材15mm×90mm以上 柱及び横架材を欠き込み、柱及び横架材に対してそれぞれ長さ6.5cmの鉄丸くぎを5本平打ちしたもの
木材30mm×90mm以上 厚さ1.6mmの鋼板添え板を、筋かいに対して径12mmのボルト締め及び長さ6.5cmの太め鉄丸くぎを3本打ち、柱に対して長さ6.5cmの太め鉄丸くぎを3本平打ち、横架材に対して長さ6.5cmの太め鉄丸くぎを4本平打ちとしたもの
木材45mm×90mm以上 厚さ2.3mm以上の鋼板添え板を、筋かいに対して径12mmのボルト締め及び長さ50mm、径4.5mmのスクリューくぎ7本の平打ち、柱及び横架材に対してそれぞれ長さ50mm、径4.5mmのスクリューくぎを5本平打ちとしたもの
木材90mm×90mm以上 柱又は横架材に径12mmのボルトを用いた一面せん断接合としたもの

 

(3)筋かいの欠込み

原則として、筋かいに欠込みをしてはいけません。


筋かいの断面を欠き込むと、引張力や圧縮力を受けた時に、その部分が壊れやすくなります。


筋かいが間柱等と交差する場合には、間柱を欠き取るなどして筋かいを通すようにします。


また、筋かいをたすき掛けする場合はできるだけ断面を欠き込まないように工夫することが望ましいのですが、やむを得ない場合には、補強する方法があります。

 

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