横架材の欠込み
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横架材の欠込み
はりやけたの中央付近の下側に、耐力上支障のある欠込みをしてはいけません。
はりやけたなどの横架材に、下端の中央部に欠込みがあると、そこから木材の繊維方向に割れが発生し、曲げに対する強度が損なわれます。
そのため、横架材の中央付近下側には、耐力上支障のある欠込みは制限されています。
はりの曲げの性能は、はりせいの2乗に比例します。
たとえば、欠込みではりせいが3/4になると、その部分の曲げ性能は、3/4×3/4=9/16で、56%に低下してしまいます。
2階の柱を受けるはりや、2階の筋かいの下部が取り付く柱を受けるはりやけたの断面寸法を決定する際は、上階の柱・壁の位置やスパンの状況に応じて通常よりはりの断面を大きくするなどの配慮が必要です。
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