環境問題
環境問題
地球温暖化問題
温室効果ガス
二酸化炭素(CO2)
二酸化炭素は地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きな温室効果ガスです。
大気中の二酸化炭素濃度増加の大きな原因は化石燃料の消費で、人間活動にともなう排出のうち、3/4は化石燃料の消費による発生です。
また、建築物や工作物の増加によるセメント生産の増加や、それらに伴う宅地開発による森林破壊などの土地形態の変化や建築資材の生産などが原因です。
メタン(CH4)
メタンは二酸化炭素に次いで地球温暖化に及ぼす影響が大きな温室効果ガスです。
発生源は湿地や水田及び家畜の飼育や化石燃料に変わる燃料として天然ガスの生産やバイオマス燃焼があげられます。
一酸化二窒素(N2O)
大気中の寿命がおよそ120年と長く、大きな温室効果を持つ気体です。
海洋や土壌からの発生や窒素肥料の使用及び工業活動が原因です。
ハロカーボン類
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素を含んだ炭素化合物の総称です。
直接温室効果ガスとして働き、成層圏のオゾンを破壊し、間接的に寒冷化をもたらす気体
です。その多くは本来自然界には存在しない人工物質です。
ハロカーボン類の大気中濃度は二酸化炭素に比べ1/100万程度で、わずかですが、単位質量あたりの温室効果は数千倍と非常に大きいため、地球温暖化への影響は非常に大きい。
また、大気中の寿命が比較的長いことから、その影響は長期間におよびます。
一酸化炭素(CO)
一酸化炭素は地球表面からの赤外放射をほとんど吸収しないため、温室効果ガスではありません。しかし、他の物質との反応を通して、温室効果ガス濃度に影響を与えます。
発生原因は化石燃料不完全燃焼やバイオマスの不完全燃焼が原因です。
地上オゾン(O3)
対流圏(地上~高度約10km)のオゾンは反応性が高く、大気中でOHラジカルを生成させ、これがメタン等と反応するため、これら温室効果ガスの大気中濃度に影響を与えるとともに、それ自身が温室効果ガスでもあります。
環境基準は1時間平均値で0.06ppm(60ppb)以下とされています。
これを超えると光化学スモッグとして人間の呼吸器や皮膚に被害を与えることがあります。
オゾン層の破壊
地上20~25kmの成層圏に、オゾンの大部分が存在し層を形成している。
これをオゾン層という。
オゾン層は、太陽が発する紫外線の内有害な紫外線を吸収するという役割を持っている。
フロンは、このオゾン層を破壊し、有害な紫外線を地上に到達させ、人体をはじめとして、
生物の生態系や気象に大きな影響を与えている。
フロン
フロンには、特待フロン、指定フロン、代替フロンがある。
特待フロン CFC クロロフルオロカーボン
塩素を含み、オゾン層破壊係数が高く、全面使用禁止
指定フロン HCFC ハイドロクロロフルオロカーボン
塩素を含むが、オゾン層破壊係数が低く、段階的に全面使用禁止
代替フロン HFC ハイドロフルオロカーボン
塩素を含まない、オゾン層破壊係数が0であるが、地球温暖化係数が二酸化炭素より非常に高い。
特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律
平成13年6月22日 法律 第64号
平成18年6月8日 改正 法律 第59号
地球温暖化係数(グローバルウォーミングポテンシャル)
地球温暖化をもたらす程度を温室効果ガスの種類ごとに二酸化炭素との比で表した係数。
ライフサイクルCO2
建築物の使用期間全体(建設資材製造を含む)から、運用、廃棄にいたるまでの期間)の二酸化炭素の排出量。
地球温暖化防止の観点から、建築が地球環境に及ぼす影響を図る指標。
二酸化炭素排出量
わが国の全産業から排出される二酸化炭素排出量の1/3程度が建築関連からの排出である。
土壌・水質汚染
産業廃棄物処理
特定化学物質問題
ダイオキシン、PCB、ホルムアルデヒト、アスベスト
能勢町
建築物と環境
CASBEE 建築物総合環境性能評価システム
建物を環境性能に応じてランク付けし、評価結果を公開することにより、地球環境問題に対応する、持続可能な建築物の整備を市場に推進することを目的としている。
BEE 評価指標
建築物の環境性能効率=建築物の環境品質・性能/建築物の外部環境負荷
数値が大きいほど建築物の環境性能が高い。
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